フリーソフトのMicrosoft Outlookというメールソフトを使用していてメールを送信しようとしたときに、「この種類のファイルはブロックされています」や「添付できません」と表示されてしまい、取引先にメールを送れない…なんて困ったことはありませんか?
これはOutlookがセキュリティ保護のため、特定のファイル形式を自動的にブロックしているためで、主にウイルス感染を防ぐための仕組みですが、業務上必要なファイルを送れず困るケースもありますよね。
今回は、アウトルックで送信できない代表的なファイル形式と、送れないファイルをどうやって安全にやり取りするか、の方法を解説します。
送信が制限される主なファイル形式
Outlookでは、危険性が高い拡張子(ウイルスが仕込まれている等)の添付を制限しています。代表的なものは以下の通りです。
| 種類 | 拡張子例 | 用途 |
|---|---|---|
| 実行ファイル | .exe、.com | プログラム実行用 |
| スクリプト | .bat、.cmd、.vbs、.js | 自動処理やスクリプト動作用 |
| システム関連 | .reg、.msi、.scr | 設定・インストール用 |
| その他 | .lnk、.pif | ショートカットなど |
これらの上記のファイルは受信者のパソコンで自動実行される可能性があるため、Outlookの標準設定で送受信がブロックされています。企業環境では、さらに独自の拡張子制限が追加されている場合もあります。
安全に送るための3つの方法
ZIP圧縮+ファイル名変更
最も一般的な回避方法が、ファイルを圧縮してから送信する方法です。
例えば「program.exe」を「program.ex_」にリネームし、ZIP形式にまとめます。
受信者には拡張子を戻して使用してもらえばOKです。
ただし、社内のセキュリティルールによってはZIP内に特定の拡張子が含まれているだけでブロックされることもあるため注意しましょう。パスワード付きZIPも制限対象になる場合があります。
クラウドストレージを利用
送信できないファイルは、クラウドサービスを使って共有するのが確実です。
OneDrive、Googleドライブ、Dropboxなどにファイルをアップロードし、共有リンクをメール本文に記載します。
この方法なら、Outlookの制限を受けずにファイルを渡すことができます。
共有リンクには有効期限を設定し、アクセス権を「閲覧のみ」にすることで安全性を高められます。
管理者に確認する
会社や組織で利用しているOutlookでは、システム管理者が独自の制限を設定していることがあります。
自分では解除できない場合も多いため、ファイル送信が必要な際は管理者にポリシーの確認を依頼しましょう。
必要に応じて一時的な例外設定を行ってもらえる場合もあります。
送信できない場合のチェックポイント
Outlookでファイルが送信できないときは、以下を確認してみてください。
- ファイル名や拡張子にブロック対象が含まれていないか
- ZIP圧縮しても内部に制限ファイルが入っていないか
- 添付ファイルの容量が上限(25MB前後)を超えていないか
- 組織やセキュリティソフトで制限されていないか
これらを確認することで、原因の切り分けがスムーズになるでしょう。
まとめ
今回はOutlookで送れないファイルの種類と安全なメール送信対処法を紹介していきましたがいかがでしたでしょうか。
Outlookで許可されていないファイルを送信する方法は
ZIP圧縮+リネームやクラウド共有で対処する
です。
Outlookでは、セキュリティ保護のために特定の拡張子を持つファイルが自動的にブロックされるようになっています。
業務で必要なファイルを安全に送るには、ZIP圧縮+リネームやクラウド共有などの方法を使い分けることが重要です。
セキュリティルールを理解し、適切な手順でファイルを共有することで、トラブルを防ぎながら効率的に業務を進められます。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました(‘ω’)b

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