フリーソフトとしても利用できるMicrosoftOutlookの動作が重い、設定が反映されない、エラーが頻繁に発生するといった場合、再インストールや初期化が有効な解決手段になることがあります。
ただし、メール設定やデータを消してしまうリスクもあるため、正しい手順を理解して対応することが重要です。
この記事では、Outlookの再インストール・初期化を安全に行う方法や、設定を残した状態で修復する方法について解説していきます。
Outlookの再インストールと初期化の違い
まず、この2つの操作の違いを理解しておきましょう。
| 操作 | 内容 | 設定やデータ |
|---|---|---|
| 再インストール | Outlookアプリ自体を入れ直す | 残る場合がある |
| 初期化 | Outlookの設定内容を完全リセット | 削除される可能性あり |
| 修復 | Outlookの動作不具合を修正する | 維持される |
Outlookを再インストールする方法
① Office(Microsoft 365)から再インストール
- Microsoft 365 のサイトへアクセス
- 使用中のアカウントでサインイン
- 「Officeのインストール」から再インストール
② Windowsのアプリ一覧から再インストール
- Windowsの「設定」→「アプリ」
- 「Microsoft Office」または「Outlook」を選択
③サポートページからダウンロードする
- サポートページにアクセスする。
- 言語を選択してダウンロード
Outlookを初期化する方法(プロファイルのリセット)
① プロファイル設定のリセット
- Windowsの「コントロールパネル」を開く
- 「メール」を選択
- 「プロファイルの表示」
- 既存のプロファイルを削除
- 新規プロファイルを作成
※ この操作により起動時に新しい設定が読み込まれます。
Outlookの修復機能を使う方法
設定を残したまま修復する場合はこの方法がおすすめです。
- Windowsの「設定」→「アプリ」
- 「Microsoft Office」を選択
- 「変更」→「修復」
- 「クイック修復」または「オンライン修復」を選択
| 方法 | 特徴 | 時間 |
|---|---|---|
| クイック修復 | 軽度な不具合修正 | 数分 |
| オンライン修復 | 完全修復、より強力 | 10〜20分 |
データを安全に保持するための事前バックアップ
念のため、Outlookのデータファイルをバックアップしておくことを推奨します。
- Outlookを終了
- PST/OSTファイルをバックアップ
- 保存場所例:
C:\Users\ユーザー名\AppData\Local\Microsoft\Outlook
まとめ
今回は、Outlookを再インストール・初期化する方法、設定を残したまま修復する手順も解説していきましたがいかがでしたでしょうか。
Outlookが不安定な場合、いきなり削除して再インストールするのではなく、以下の順で試すのがおすすめです。
- Outlookの修復機能を使う
- プロファイルをリセット(初期化)
- それでも改善しなければ再インストール
これらの方法を使い分けることで、Outlookを安全に改善・修復できます。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました(‘ω’)b

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