フリーソフトとしても利用できる、Microsoft Outlookのメールフォルダに表示される「未読メール数」は、メールの確認状況を把握する上で重要です。
ところが、メールを既読にしているのに未読の数字だけ残る、または 未読件数が実際と合わない という症状が発生することがあります。
「ちゃんと確認したのに数字が消えない…」
「数だけずっと残っていてモヤモヤする…」
そんなときも大丈夫です。
この問題は 表示方式・ビュー設定・同期の不一致 が原因であることが多く、いくつかの操作で改善できます。
この記事では、未読数が正常に表示されない場合の原因と対処法を順番に解説します。
未読数が消えないときに考えられる主な原因
| 原因 | 説明 |
|---|---|
| ビュー(表示)のフィルターが適用されている | 実際の既読が表示に反映されない |
| メールサーバーとOutlookの同期がずれている | IMAP/Exchangeで特に起こりやすい |
| サブフォルダに未読が残っている | 一部フォルダに気づかないままの場合 |
| Outlookのデータファイル(OST/PST)が破損 | 読み込みが正しく行われない |
対処法①:ビュー設定をリセットする
表示方法が変更されていると、未読が正しく反映されないことがあります。
1.Outlook上部の 「表示」タブ をクリック
2.「ビューのリセット」 を選択

3.Outlookを再起動
未読表示が更新され、数字が正しく反映されることがあります。
対処法②:フォルダ内で「未読順」に並び替えて確認する
未読メールが画面外に埋もれている可能性もあります。
1.「表示」タブ → 「並べ替え」
2.「未読」または「未読優先ビュー」を選択
またはメッセージ一覧の左上にある「未読」タブに切り替える事で未読メールのみを表示する事が出来ます。

未読メールを見つけて既読にすれば、未読数字は更新されます。
対処法③:IMAP / Exchange の同期をやり直す
1.Outlookを再起動
2.「送受信」タブ → 「フォルダーを更新」

3.改善しない場合はアカウントを再同期
対処法④:サブフォルダの未読を一括で既読にする
フォルダ階層が多い場合、気づかない未読メールが残りがちです。
まとめて既読にする方法する方法は
1.フォルダを右クリック
2.「すべて開封済みにする」 をクリック

対処法⑤:データファイルを修復する(scanpst.exe)
破損による未読カウント不具合にも有効です。
1.Outlookを終了
2.Windows検索で scanpst.exe を検索
3.対象のデータファイルを選び 「修復」 を実行
データ構造が再構築され、未読数が正しく表示されるようになります。
まとめ
今回は、Outlookで未読の数字が消えない場合の対処法、既読にしてもカウントが残るときの解決方法を紹介していきましたがいかがでしたでしょうか。
Outlookの未読数が消えないときは、次の順番で確認するのが効果的です。
| 優先順 | 対処内容 |
|---|---|
| ★★★ | ビューのリセット |
| ★★☆ | 未読メールの並び替え確認 |
| ★★☆ | サーバーとの同期を更新 |
| ★☆☆ | 必要に応じてデータファイル修復 |
ほとんどの場合は 表示設定のリセット または 同期の再構築 で解決できますので確認しながら対処してみてください。
今回も最後までお読みいただきありがとうございました(‘ω’)b

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